大事な仕事「目立て」 [11/07/05]

いよいよ7月に入り、今年も本格的な夏の到来です。

いともくの森では、これからの季節も、どんどん間伐作業(混みあった森の木の本数を計画的に伐採して減らし、森の中に日の光を入れて、木の生長を促し、健全な森を保つための作業。

今、日本の森では、この間伐作業が遅れています)を進めていきますが、今回はちょっと、そんな森での作業に欠かせない、「ある仕事」をご紹介してみたいと思います。

皆さんは、「目立て」という言葉を耳にされたことがあるでしょうか?

「ノコギリの歯などの目がつぶれたり鈍くなったりしたものを、鋭くすること」ですが、木の伐採に使うチェンソーを扱う時にも、この「目立て」がとても重要になります。

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チェンソーは木を伐採するためのノコギリであり、刃物であると言えますが、目立て不良のチェンソーを使っっての作業は、能率の悪化だけでなく、腕に無理な力がかかることによる疲労の増大、燃料の無駄な消費、エンジンのオーバーヒート、歯の摩耗・・・と、たくさんのマイナスを生みだしてしまいます。

さらに、チェンソーの事故の原因の9 割が目立てに起因していると言われるほど、チェンソーの目立ては、非常に重要な作業です。

上の写真は、いともくの森での目立て作業の様子。

作業の前後に限らず、切れ味に変化が出たら、こうしてこまめに歯を目立てします。鋭角すぎても、鈍角すぎてもいけない、目立ての角度がとても重要で、目立て技術を習得するたけでも、かなりの経験と時間が必要になります。

と言う訳で、ちょっと作業の様子のヒトコマを動画でご紹介。

このように、チェンソーの歯を一つ一つ、丁寧に目立てしていきます。効率よく安全に、森で育った木を伐採して運び、住まいづくりに使うために、欠かせない技術や仕事が、たくさんあります。